医学部卒業試験攻略ガイド:合格への道筋【2024年12月更新】
更新日:2024年12月1日
医学部の卒業試験は医学生にとって重要な関門です。卒業試験を乗り越えなければ、医師国家試験を受験することができず、一年間足踏みをすることになってしまいます。そこでこの記事では、医学部の卒業試験対策の個別指導の実績が豊富な、東大卒講師が、医学部の卒業試験の詳細や合格のための秘訣を分かりやすく解説します。この記事を読めば、卒業試験に確実に合格するためには何が必要なのか一通りわかるようになっていますので、最後までお読みください!
監修:
医師国家試験予備校MEDICINE 塾長 佐々木京聖
医師。東京大学医学部卒。医学生の個別指導歴9年。在学時より医学生の個別指導の経験を積む。基礎医学からCBT・国試対策まで幅広く手掛ける。
学生時代には、塾講師として延べ100人以上の大学受験生(主に医学部・東大志望者)も指導。東大理三をはじめ、医学部を中心に多数の合格実績。自身の勉強法をまとめた書籍に、学生時代の書籍『現役東大生が教える超コスパ勉強法』(彩図社)がある。
医師国家試験予備校MEDICINEでは、指導実績豊富な東京大学医学部卒の医師による個別指導を受講することが可能です。
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目次
医学部卒業試験の概要
まずはじめに、医学部の卒業試験の概要について解説します。
試験のスケジュールと内容
医学部の卒業試験のスケジュールや形式は、まず国公立大学なのか、あるいは私立大学なのかによって大きく異なります。
国公立大学の卒業試験スケジュール
国公立大学の場合は、筆記試験がない場合も多く、12月ごろにPost-CC OSCEと言われる実技試験だけのところも多いです。
Post-CC OSCEは簡単にいうと、医学部の4年生で受験したOSCEの発展バージョンの試験です。
大学によって試験内容は異なりますが、具体的な症例の情報を文章で与えられて、症例に関する診察を模擬患者に行ったり、試験教官と行うべき検査や治療についてディスカッションを行ったりします。
さらに、縫合の手順や採血の手順、気管挿管の手順を問う実技試験などもあります。
国公立大学のPost-CC OSCEの場合、受験生を見ていると症例ディスカッションで不合格になることが多いようです。
私立大学の卒業試験スケジュール
私立大学の場合は、国公立大学の試験内容に加えて、筆記試験が加わることが多いです。
実施される月や試験の回数は大学ごとに異なりますが、具体的な卒業試験筆記試験の例を挙げると、以下のようなスケジュールになっています。
6月中旬 | 第1回卒業試験 |
8月中旬 | 第2回卒業試験 |
10月中旬 | 第3回卒業試験 |
11月中旬 | 第4回卒業試験(救済用 ) |
第4回の試験は、第1〜3回の試験で成績が悪かった場合に受験対象となる場合が多いようです。
筆記試験では、主に臨床医学のMCQ(選択肢問題)形式のことが多いです。
難易度は、医師国家試験本番よりも少し難しい問題が多くの大学で出題されています。
大学としては、自大学の医師国家試験合格率を上げるためにも、卒業試験でスクリーニングを掛けたいとのことから、難易度を高めに設定していることが多いようです。
試験に臨む際の心構え
実技試験だけの大学にせよ、筆記試験もある大学にせよ、試験の難易度は医師国家試験本番よりも高めであるため、数ヶ月前から計画的に学習をしていく必要があります。
筆記試験がある大学では早くて1年前から、遅くとも3ヶ月前からは対策を始めて備える必要があります。
特に筆記試験がある医学部の場合、試験回数も複数回あるため、1ヶ月前から対策をするようなその場しのぎで勉強では、不合格になりかねないのです。
医学部卒業試験の勉強法
では、医学部の卒業試験に向けて、どのような対策をしていけば良いのでしょうか。
卒業試験対策では、以下の4点に注意して対策をすると、合格に近づくことができます。
・卒業試験に関する情報を集める
・本番から逆算して計画を立てる
・過去問を活用する
・グループ学習を利用する
・医師国家試験予備校を利用する
①卒業試験に関する情報を集める
まず、医学部の同期や先輩から、卒業試験に関する情報収集を徹底的に行いましょう。
具体的には、以下のような情報を収集できると良いでしょう。
- 試験日程
- 試験の回数
- 各試験で出題される範囲の確認
- 過去問が何年分あるのか
- 毎年どれくらいの受験生が落ちているのか
- 合格した先輩は、いつくらいから対策を始めたのか
筆記試験がある大学の場合、特に各回の試験範囲の情報を収集することが大切です。例えば、卒業試験の筆記試験が3回に分けて行われるような大学では、第1回の試験では、学生の学習進捗状況を考慮して試験範囲がメジャー科目のみとなっていることがあります。
各回ごとの試験範囲を把握しておけば、何月までにどの科目までの勉強をしないといけないのかが明確になります。
②本番から逆算して計画を立てる
二つ目は、本番から逆算して計画を立てることです。
特に筆記試験のある大学では、試験範囲が膨大となるため、数ヶ月前から計画的に勉強をしていく必要があります。
学習計画を立てるためにも、まずは①で述べたように卒業試験の情報収集を徹底して行いましょう。
医師国家試験予備校MEDICINEでは、指導実績豊富な東京大学医学部卒の医師による個別指導で、医学部の卒業試験対策を計画的に行うことが可能です。
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③過去問の活用法
3つ目は、卒業試験の過去問を活用することです。
最低でも直近3年分の問題を、可能なら直近5年分の問題を解いた上で、本番の卒業試験に臨みたいところです。
もちろん、試験本番で過去問と全く同じ問題が出るということはありません。それでも、数問は似通った問題が出たり、過去の問題の一部分を変更した問題が出題されることはあります。
また、実際の問題を解くことで、全体の難易度を確認したり、どの科目の問題が毎年多めに出題されているのかを把握することができます。
過去問を解く時期としては、試験の3ヶ月前くらいからを推奨しています。
あまり早すぎても忘れてしまいますし、遅すぎても問題を解いた後に復習する時間を十分に取ることができません。
過去問は解くだけでなく、どうしてその選択肢が正解で他の選択肢が間違いなのかを1問ずつ確かめながら解くのが重要です。
④グループ学習を活用する
4つ目はグループ学習を活用することです。
病院実習班、あるいは仲の良い同期5人ほどでグループを組みます。そして、卒業試験に関する情報共有や、勉強していて出てきた疑問点などをシェアします。
班の中にできれば1人は、学年でも成績上位の方を入れておくと、指導役となってくれるので効率よく学習を進めることができるでしょう。
⑤医師国家試験予備校を活用する
5つ目は医師国家試験予備校を活用することです。
医学部の卒業試験では、医師国家試験よりも難易度の高い独自の問題が出題されることが多いです。したがって。動画視聴型の予備校ではなく、個別指導を行なってくれる医師国家試験予備校を活用するのが良いでしょうk。
受講生一人ひとりの学習ペースに合わせて、試験本番から逆算した学習計画を立ててくれたり、苦手分野に特化した個別指導を行なってくれます。
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医学部卒業試験対策のまとめ
以上、医学部の卒業試験の概要と対策方法についてまとめました。
特に私立大学の場合、筆記試験の回数も多く、対策するのにも時間がかかる大変な試験となります。
その後に控えている医師国家試験の勉強にスムーズに入るためにも、卒業試験は計画的に勉強して、ストレートで合格できるようにしたいところです。
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