医師国家試験の公衆衛生を制する!効率的な学習戦略とおすすめ教材【2024年11月更新】
更新日: 2024年11月19日
公衆衛生は医師国家試験での重要科目ですが、どのように効率よく学習し、得点を取るかが問われます。全問題に占める出題割合も20%弱を占め、最重要科目と言っても過言ではないでしょう。そこで本記事では、医師国家試験予備校で医学生の指導歴約9年の東大卒医師が、公衆衛生対策における学習戦略とおすすめ教材をご紹介します。この記事を読めば、医師国家試験本番で公衆衛生の得点率が安定するだけでなく、本番に向けて公衆衛生対策でやるべきことも明確になります!ぜひ最後までお読みください!
監修:
医師国家試験予備校MEDICINE 塾長 佐々木京聖
医師。東京大学医学部卒。医学生の個別指導歴9年。在学時より医学生の個別指導の経験を積む。基礎医学からCBT・国試対策まで幅広く手掛ける。
学生時代には、塾講師として延べ100人以上の大学受験生(主に医学部・東大志望者)も指導。東大理三をはじめ、医学部を中心に多数の合格実績。自身の勉強法をまとめた書籍に、学生時代の書籍『現役東大生が教える超コスパ勉強法』(彩図社)がある。
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目次
公衆衛生の重要性と出題傾向
医師国家試験において、公衆衛生はどれぐらい重要な科目なのでしょうか。
そこでまず、医師、国家試験における公衆衛生の科目概要と、直近の医師、国家試験で出題されている公衆衛生の重要トピックについてご紹介します。
公衆衛生の科目概要
公衆衛生は医師国家試験において最も出題頻度が高い科目です。割合で言えば、全問題数の20%弱が公衆衛生の問題になります。ですので、その勉強法や基本的な概要を把握することが重要です。
平均的なスコアで合格するための、公衆衛生における目標得点率としては、80%を目指すと良いでしょう。模擬試験の偏差値で言うと、公衆衛生だけの偏差値で50あると、合格はかなり硬いです。
公衆衛生は、個人の健康だけでなく、社会全体の健康を維持・増進するための学問です。医師として、個々の患者さんの治療だけでなく、地域住民全体の健康を守るための知識やスキルを身につけることが求められます。
そのため、医師国家試験では、公衆衛生に関する幅広い知識が問われます。
公衆衛生の重要トピック
どのトピックが試験で特に問われるのかを理解し、それに応じた重点的な学習が求められます。
公衆衛生の試験では、疫学、環境衛生、健康教育、医療統計、保健医療制度など、多岐にわたる分野が出題されます。特に、近年では、感染症対策、健康増進、高齢化社会における医療問題など、社会的な関心の高いテーマが出題される傾向にあります。
最新の出題基準に沿った学習
医師国家試験の出題基準は、常に最新の医学知識や社会状況を反映して改訂されています。
そのため、最新の基準を把握し、それに沿った学習を進めることが重要です。したがって、公衆衛生に関しては、数十年前のあまり古い問題を解いても意味がありません。例えば、疫学の知識は年々アップデートされていきますので、20年前と今では統計が全く異なるからです。
過去問を解く際には、出題基準の変更点に注意し、最新の知識をアップデートしましょう。
では、最新の出題基準に沿って、医師国家試験の公衆衛生対策を行うには、どのように勉強していけば良いのでしょうか。
効率的な公衆衛生学習法
前述したように、平均的な得点率で合格するには、医師国家試験本番で、公衆衛生で約80%の得点率を目指すと良いでしょう。そのためには、どのような勉強が必要になるのでしょうか。医師国家試験の公衆衛生の勉強法で、注意するべき点は以下の3つになります。
・基本的な知識の習得
・過去問演習の活用
・直前対策と反復学習
基本知識の習得
まずは信頼できるテキストや講座で一通りの知識を習得しましょう。
1番のおすすめは、大手の医師国家試験予備校から出ている動画講座を活用することです。最新の公衆衛生について体系的に書かれたテキストで勉強しても良いのですが(例えば、『公衆衛生がみえる』など)、範囲が膨大ですし、医師国家試験に合格する上で一冊を丸々暗記すると言う勉強は非効率です。
それよりも、過去数十年分の問題を分析した上で作成された動画講座を一周で良いので見切ることで、医師国家試験における全体像を掌握することが大切になります。
過去問演習の活用
公衆衛生の過去問に関しては、クエスチョンバンク(QB)に乗っている問題をこなせば十分でしょう。公衆衛生という科目は、内容が年々アップデートされていきますので、あまり古い問題を解いても意味をなさないことがあります。
QBに関しては、本番までに3周はしておきたいところです。1周目は内容を覚えることができなくても良いので、全体像の把握と難易度の理解に努めます。2週目以降は覚える段階に入ってきます。忘れやすいところや理解ができないところは、ノートにまとめるなどして、試験直前にまとめて復習できるように準備しておくと良いでしょう。
直前対策と反復学習
直前期のおすすめの勉強法は、以下で紹介する『レビューブック公衆衛生』を読み込むことです。
問題演習で得た知識をレビューブックに書き込む形式で勉強していくと、非常に効率が良いです。わからないところは『公衆衛生が見える』などの参考書を利用して調べ、わかったことをまた『レビューブック講習衛生』に書き込みましょう。
この作業を繰り返していくと、自分のわからないところだけが詰まった参考書が完成します。直前期はひたすらこれを頭に叩き込んでいきましょう。
おすすめの教材とツール
医師国家試験の公衆衛生対策をする上でおすすめの参考書を紹介します。合格点を取るには、以下の2つの参考書の内容をしっかり頭に入れることができれば合格は硬いです。
・『QB公衆衛生』
・『レビューブック公衆衛生』
『QB公衆衛生』の活用法
ほとんどの医師国家試験受験生が使用していることでしょう。
『QB公衆衛生』はできれば本番3ヶ月前までには一周しておきたいところです。動画授業などを活用した基礎事項の理解とQBの1周目を6年生の10月には完了させていると、残りの3ヶ月で十分に復習する時間が取れるので、大きなアドバンテージになります。
前述していますが、わからない問題、今は正解できたけれどもう一度やったら解けるか怪しい問題は、問題番号と内容を一冊のノートに箇条書きにしてまとめておきましょう。作ったノートを直前期に一気に復習すると、非常に効率的に勉強することができます。
『レビューブック公衆衛生』の特徴
こちらは問題演習を行う際の、辞書として使用します。
問題演習をしていてわからない事項が出てきたら、『レビューブック公衆衛生』の索引で調べて、該当ページを確認していきます。
QBの問題演習で得た知識をレビューブックに書き込んで、直前期にまとめて見直すと、自信を持って試験に臨むことができます。
まとめ
公衆衛生は、医師国家試験の中でも出題は外が最も多い科目になります。
さらに、近年は難易度が上がってきていますので、計画的な対策と十分な問題練習量が必要です。
早い段階から公衆衛生の勉強を確立することで、自信を持って医師国家試験に臨めるようにしましょう。
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