【東大医学部生解説!】医学部CBT勉強法 – おすすめ問題集と勉強法完全対策ガイド【2024年11月更新】
更新日: 2024年11月4日
医学部生にとって、CBT試験は避けて通れない重要な試験です。基礎医学や臨床医学に関する幅広い知識を評価するこの試験は、医師国家試験合格のための土台となります。そこで、本記事ではCBT対策のためにおすすめの問題集や効果的な勉強法を、東大医学部5年生で、CBTで得点率95%を叩き出した野口寛太さんに解説していただきます。これからCBT試験を迎える医学生はぜひ参考にしてみてください!
監修 野口寛太
東大医学部5年。
難解な内容を噛み砕いて伝えることをモットーにしています。
目次
はじめに
これからお伝えするCBT対策の勉強法は、医学生であれば誰もが実践することができる方法になります。
「東大医学部生で元々勉強が得意だったからできたんだろう」「自分なんかには合わない勉強法だ」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、そうではないことをはじめにお伝えしておこうと思います。
事実、この記事で説明している勉強法を利用して、医師国家試験予備校MEDICINEで担当させていただいた学生さんは、試験直前1ヶ月前から本格的に勉強を始めて合格した実績もある方法になります。
多くの医学生の参考になると思いますので、ぜひ最後までお読みください!
CBT対策の基本
CBTで合格するため、あるいは高得点を取るためには特別な戦略は必要ありません。
それよりも、言われてみれば当たり前の勉強を一つ一つ着実にこなしていくことが大切です。
私がCBT対策をする上で特に重要だと思うのは以下の3つです。
・過去問の活用
・模試の受験
・効率的な勉強法
それぞれについて、以下で解説していきます。
過去問の活用
CBT試験対策において、過去問は非常に重要です。
CBTは全部で320問が出題されますが、そのうち240問はプール問題、すなわち過去問からランダムに出題されます。
残りの80問は新作問題であり採点されません。そのため、Question Bank(QB)などで過去問を解くことはCBT対策に直結します。
また、試験内容自体は、新作問題の中から良問のみプール問題に加わることで年々更新されますが、出題される問題の傾向や形式は一貫していることが多いです。
そのため、過去問を繰り返し解くことで、試験問題の出題形式に慣れ、効率的に学習内容を整理することができます。
特に注意すべき点は、過去問を「解くだけ」で満足せず、解答に至る過程や背景知識をしっかりと理解することです。
過去問を解きながら、その問題がどの分野から出題されているかを確認し、自分の理解が不十分な箇所に対して復習を行うことが大切です。解答の理由を納得いくまで掘り下げることで、同じ知識を他の形式の問題にも応用できるようになります。
模試の受験
模試は本番と同様の環境をシミュレーションするために欠かせません。
模試を通して時間配分の感覚をつかんだり、問題の形式に慣れたりすることができます。
特にCBTは多選択肢の問題や4連問など特徴的な出題があるので、独特の形式に慣れることが重要です。
また、模試を通じて自分の順位や分野ごとの正答率を知ることができるので、自分の立ち位置がどこで、苦手分野が何なのかを把握し、その後の勉強計画に反映させることができます。
模試を定期的に受験することで、自分の進捗を把握し、試験当日に向けたメンタルの準備も整えましょう。
効率的な勉強法
CBTの範囲は基礎医学、臨床科目や公衆衛生と非常に広いため、効率的な勉強が求められます。
まず、全体の学習計画を立て、試験日までにどの範囲をどれだけカバーするかを具体的に決めることが大切です。映像授業や過去問、模試など自分の軸となる勉強法を決め、弱点を補強しながら知識の定着を図ることが効果的です。
ただ知識を詰め込むだけでなく、アウトプットを積極的に行うことも重要です。問題を解く際に、単に解答を導くのではなく、「なぜこの答えなのか」「どの知識が必要だったのか」を常に振り返ることで、応用力を鍛えることができます。
おすすめの問題集と参考書
次にCBTに合格する上でおすすめの問題集と参考書について解説します。私が特に活用していたのは、以下の4つになります。
・各種映像授業
・QB CBT
・病気が見えるシリーズ
・各種模試
各種映像授業
各予備校が販売している映像授業は、CBTの試験範囲の全体像をつかむうえで有効です。
大学の講義では、その分野の専門の先生が授業をするため、専門的すぎる内容が含まれていたり、全体像をつかむことが難しかったりする場合があります。
しかし、映像講義では、医学生として理解しておくべき重要な部分をまとめてくれているため、試験範囲を効率的に勉強しやすく、記憶にも定着しやすくなります。
映像授業にも「Q-assist」や「Medu4」など複数種類があります。自分に合ったものを利用しましょう。これらの映像授業はCBTだけでなく、その後の医師国家試験にも対応しているため、CBT対策から医師国家試験対策にもスムーズに移ることができます。
QB CBT
「QB CBT」はCBT対策の定番問題集です。
全部で3000問ほどの過去問と解説が収録されており、試験範囲全体をカバーすることができます。オンラインで利用でき、解けた問題は〇、迷った問題は△、間違えた問題は✕を付けておくことで、後から復習しやすくなります。
また、問題を解く際には、答えが分かるだけではなくて、間違い選択肢がなぜ間違いなのかや問題の疾患を具体的にイメージできるかなどを確認することが重要です。
CBT本番はQBの問題からそのまま出題されるのはごく一部のため、問題の背景知識を常に整理しながら学習を進めることで、本番で見たことがない問題にも対応できるようになります。
病気が見えるシリーズ
「病気が見えるシリーズ」は、CBTに限らず臨床実習や医師国家試験の勉強にも活用できる優れた参考書です。
豊富な図解やイラストが特徴で、医学知識を視覚的に理解するのに役立ちます。QBを解いている際に分からない部分を調べることで、QBの解説で足りない内容を補うことができます。
オンラインでも活用でき、QBと連携することで、QBの解説から直接「病気が見える」上の該当するページに飛ぶことができます。
各種模試
各種予備校が販売している模試もCBT対策には非常に役立ちます。
模試は、実際の試験形式に沿った問題が出題され、試験本番の感覚を養うのに最適です。さらに、模試の結果から自己分析を行い、苦手分野や出題の傾向を把握することができます。
模試を活用する際は、ただ点数を追うだけでなく、出題される内容を通じて自分の知識の穴を見つけ出し、その分野に集中して対策することが重要です。
CBT受験のためのアドバイス
最後に、これからCBTを受験する医学生に、不合格にならないためにはこれだけはしていた方が良いアドバイスをします。
以下の3つがこなせれば、CBT試験でしっかり合格点が取れると思います。
・計画的な学習
・苦手分野の克服
・ストレス管理
計画的に勉強する
CBT対策では、早めに学習計画を立て、計画的に進めることが高得点の鍵です。
具体的には、試験日から逆算して、各分野の学習をどの時期に集中して行うかをスケジュール化することが重要です。映像授業が何時間あるのかや、QBを1問解くのに何分かかり、全部で何問あるのかを事前に把握し、対策にどれくらい時間がかかるのかを計算することで、計画的に学習を進められます。
また、一度覚えた知識であっても時間が経つと記憶が薄れてくるため、一定の期間をおいて何回か復習できるように計画しましょう。
CBTの勉強計画の立て方は、こちらの記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
苦手分野を克服する
苦手分野は後回しにしがちですが、これを克服することで得点アップが期待できます。得意分野を繰り返し勉強するよりも、苦手分野を優先的に取り組むことで、全体的な成績向上が見込まれます。
苦手分野を克服するには、なぜその分野が苦手なのか言語化することを心掛けましょう。丸暗記が多いから苦手、画像診断が必要な問題が多いから苦手、直観的に理解しにくいから苦手、など苦手な理由を明確化し、その理由を克服する方法を考えることが大切です。
例えば、丸暗記が多くて苦手な場合は、「できるだけ関連付けを行う」「意識的に復習の回数を増やす」「紙に覚えていることを書き出すことでアウトプットを増やす」などいろいろな方法が考えられます。その対策方法を勉強計画に付け足し、常に計画を練り直しましょう。
ストレス管理を上手にする
試験前はどうしてもストレスが溜まりがちです。ストレスが過度にかかると集中力が低下し、学習の効率も落ちます。
適度な休憩や趣味の時間を取り入れて、リフレッシュすることが重要です。特に試験直前は、十分な睡眠を確保し、体調管理に努めましょう。
CBTは6ブロックと試験時間も長く、知識だけでなく精神的な安定も試される場です。リラックスして試験に臨むためのメンタルケアも忘れずに行いましょう。
まとめ
今回の記事では、CBTで高得点を狙うための勉強方法について解説しました。CBTは医学部生にとって大きな試練の一つですが、計画的な学習と効果的な勉強法を実践することで、着実に乗り越えることができます。今回紹介した方法を参考にしながら、効率的に知識を身につけ高得点を目指しましょう!
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